さんまのさんぽ。

一歩進んでは立ち止まる、22歳大学生の雑記ブログ。

教育実習3週間を終えて。

f:id:ayumi09116:20180617135747j:plain

みなさん、お久しぶりです、あゆみです。

 

前回記事では教育実習の途中報告をしていましたが、

この金曜日で無事3週間の実習を終えました!

 

実習を終えて2日。

今考えていることをつらつらと書いていきたいと思います。

 

ではいきましょ〜

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



教師の生活

 

f:id:ayumi09116:20180617121548j:plain

大事なことなので1番最初に書きます。

実習を通して

教員の労働状況は一刻も早く改善しないといけないと思いました。

 

こんな生活を毎日送っていました。

実習後半の方はなかなか体力的にしんどかったです。

 

でも実習生のことはどうでもいいんです。

これ以上に働いているのが、現場の先生方。

 

 

教員の定時は本来、8:20出勤、16:20退勤です。

 

ですが大抵の先生方は7時台には出勤、20~21時以降に退勤されていました。

*時間外労働は無給

 

そして土日は部活で無くなる日々。

月にまる一日休みは2日ぐらいという先生もたくさんいます。

 こんな生活をずーっと。

 

こんなに労働時間が長いのは

単純に「これだけ働かないと終わらない仕事量だから」です。

 

真面目な先生ほど早朝に来て、深夜に帰る生活をしていました。

 

これでは良い先生ほど潰れてしまいます。

 

実習を通じて教師の労働状況の改善の必要性を強く感じました。

 



自分が実習中大切にしたこと。

 

終わってからですが、改めてどんなことを大切にして過ごしたのか。

 

私の場合は

①毎日学び続けること

②生徒に対し、誠実であること

③生徒を積極的に褒め、感謝を伝えること

です。

 

 

①毎日学び続けること

教育実習生は生徒からは「先生」として見られますが

中身は大学で講義を受けて、

模擬授業を数回したことのあるだけのひよっこ

 

現場の先生方をレベル100とすると実習生はレベル5ぐらいのものです。

 

そんなことは現場の先生方も分かってくださっています。

だって自分も昔は同じ実習生だったから。

 

経験もなくて当たり前、授業は下手で当たり前と見てもらえる期間。

こんな期間活用しなくてどうする!ということで

体当たりで何にでもチャレンジしました。

 

そうすると日々の生活を見る観点が変わってきます。

今まで当たり前に見えていた指導でも

 

「この指導にはどういった意図があるのだろう」

「生徒はなにを感じるのだろう」

 

と考えることができるようになりました。

 

全てのことは学び。

 

 

 

②生徒に対し、誠実であること

 

f:id:ayumi09116:20180617153152j:plain

(色紙に書かれた嬉しいメッセージ)

 

 

これは自分がそうありたいと思いそうしていました。

 

現場の教員としてプロになった時これが良いのか、悪いのかは

人によって意見が分かれるところですが

自分は素の自分を生徒に見せていました。

 

…というか気づくと素でした笑

 

そのほうが自分が楽だったし、

生徒に受け入れられることもわかっていたから。

 

生徒の前でかっこつけることもできますし、

ある程度の距離を置くこともできます。

 

実際そういう先生もいらっしゃいますが、自分はそうはなれませんでした。

 

生徒に心を開いてもらうにはまず自分から。

自分の弱さ、未熟さも隠さず見せることで親近感を覚えてもらいました。



 

③生徒を積極的に褒め、感謝を伝えること

 

人間なにがきっかけで

自分のやりたいこと、将来が決まるかわかりません。

もしかするといつか言われたあの言葉から、ということもあるかもしれません。

 

自己肯定感は生徒の小さな自信を生み、次の行動へのタネになります。

 

生徒の行動に

 

良いと思ったら良いね!!

すごいと思ったらすごい!!

ありがとうと思ったらありがとう!!

 

と素直に全力で伝えていました。



 

授業について

なんと言っても授業が1番大変でした。

 

私は3週間で20回授業をさせて頂きました。

(個人差あります)

4クラスあったので、5回分の授業計画を作らなければいけませんでした。

 

授業に関して感じたのは

0から1を教えることの難しさ

より良い授業を作ることの果てしなさ

 

 

私は塾でアルバイトをしているので

子供に教えるという経験は多少ありました。

 

でもそれは「学校で習っているということを前提にしたもの」

わからない生徒がいたとしても

教科書を開き、参考書を開き、ほらここで習ったでしょ。もう1回思い出そう。

といって教えれば良いものでした。

 

しかし学校ではそうもいきません。

塾に行っていない子からしたら学校で習うことは「初めて聞くこと」

0から1を教え、理解させなければいけません。

 

学習内容の提示方法

どうやって理解させるのか

どう練習させ、身につけさせるのか

どう活用させるのか

 

これを考えるのは全部教師の仕事です。

 

50分の授業を組み立てるのに

何度も指導案を考え、練り直すことが必要になってきます。

 

そしてやっと1つ終えたと思ったら

次の日にはその続きの授業をしなければいけません。

とにかく時間がありませんでした。

 

その中でも1回1回の授業はその生徒にとって大事な学びになるものです。

より良い授業を作るために時間を使うことは必要不可欠でした。

 

 

話は少し変わりますが、

私の指導教員の先生は人としてとても素晴らしい先生でした。

 

50歳をすぎてもなお、より良い授業を研究し続けているだけでなく、

 

私の授業をみて

「こういう考えもありなんやなぁ。一つ勉強になったよ」

と言い、こんな何十歳も年下からも学ぼうとする

私の理想とするような先生でした。 

 

またその先生はこうも言ってくれました。

 

教育実習では「なりたい教師像」を試したらいい。

やりたいようにやってみて上手くいったらそれでいいし、

ダメだったら修正すればいい。

 

下手に指導教員のやり方に合わせたり、

偽った自分でやるとどう修正すればいいか分からなくなるよ。

やりたいようにやってくださいね。

 

 

学校側からすると教育実習は負担でしかありません

実習生がきたからと楽になることは正直何もありません。

 

むしろ実習生が下手な授業をした後処理をするのは現場の先生方ですし、

実習生の指導という新たな業務が増えます。

 

その中でこのようなことを言ってくださる先生に出会えて

根気よく指導していただけたこと、

自分のやりたいようにできたことはとても大きかったです。

 

 

 他の実習生との助け合い

 

これがまぁ本当に大切でした。

 

 

同期間に実習をしていたのは

私含めて7人。

今年は多い方でした。

 

もし他の実習生がおらず1人で実習に臨んでいたら、

きっと自分は乗り切れていなかったと思います。

それぐらい大事な存在でした。

 

お互いの指導案を見合い

アドバイスをしあい

時にはしんどい、辛いと愚痴り合い

参観をし合っては良かったところ、悪かったところ

率直に意見を交わし合い

 

誰かが授業に行く時は

 

行ってきます!

頑張って!

 

と応援し合っていました。

f:id:ayumi09116:20180617151108j:plain

 (実際にもらったアドバイス

 

共に乗り越える同士の存在はとても大事だと感じました。

 

 

生徒

毎日生徒と話すのが楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

生徒と話す楽しさのために出勤していたようなものでした。

多分精神年齢が同じくらい(もしくは子どもたちの方が上)なので、

子どもたちもよく懐いてくれました。

 

クラスは34人いたので全員と均等に話せてはいないかもしれませんが

できるだけいろんな生徒と話すようにしていました

 

前も書きましたが中学生は本当に子どもと大人の中間の存在です。

子供っぽく楽しく笑っていると思ったら真面目な表情も見せてきて。

 

どんな生徒も同じ生徒はいません。

違う分、話して知ることや学ぶことも多くとても楽しかったです。

 

一人一人の生徒を大事に思い、3週間関わる中で

子供たちから

 

「先生が俺らの担任になってや」

「生徒に絶対好かれるし、周りに生徒が集まる先生になれるよ」

「来週からもきてーや」

 

と言われました。

内心とても嬉しかったです。

 

f:id:ayumi09116:20180617135010j:plain

 

自分がそうであるように、

中学の時の教育実習生なんてすぐに顔も名前も忘れます。

それでいいんです。

 

とにかく

関わった子全員が自分の叶えたい道に向かって進んでいけること、

学校生活を楽しんでいけることを願っています。



 

 

まとめ

 

3週間本当にあっという間で濃い時間でした。

夢でも見ていたんじゃないかと思うぐらい夢のような体験でした。

 

ここまで色々と書きましたが

たかが3週間教師の真似事をしただけで何を...という人もいるかもしれません。

 

でも

たかが3週間、されど3週間。

 

現場に立って見えたものは、実習前には全く予想だにしなかったものでした。

 

実際将来どのような方向で進むかは未定ですが

確実に自分の未来に関わってくる経験となりました。

f:id:ayumi09116:20180617135123j:plain