DxPと出会ってからの2ヶ月のこと。
大阪に事務所がある。
読み方は「ディーピー」
「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会をつくる」というビジョンを掲げ、これを達成するために日々奮闘している団体だ。
私がDxPに入ったのにはいろいろ理由があるけどその一つに、このビジョンが当時私が思い描いていた自分の人生のビジョンとマッチしていたから、ということがある。
壮大なビジョンだと思う人もいるかもしれない。
でも私はこの団体にはこのビジョンを実現できるだけのチカラがあると思う。
DxPは具体的には通信・定時制高校に通う高校生を対象に様々な活動を行なっていて、通信・定時制高校のなかに高校生が人とつながる場をつくるクレッシェンドというプログラム、学校や地域の中に安心できる場をつくるために食事の無償提供などを行ういごこちかふぇ、そしていきるシゴトをつくる進路相談室・ライブラボの運営などを行なっている。
私はここでクレッシェンドやいごこちかふぇに関わっている。
クレッシェンドはみんなが一般的にイメージする「授業」とはちょっと違う。
まず私は先生じゃないし、ゲスト講師でもない。
年齢も性別も肩書きも何もかも置いといて、ただの1人の人間「さんちゃん」として教室に入り、生徒一人一人と関わる。そしてそういう繋がりを作れる場をつくる。
ワークをしたり、話をしていく中でただ生徒と大人、生徒同士が「つながる」ことを目的にしているのがクレッシェンドだ。
2ヶ月前、定時制・通信制に通う生徒と関わったことなどほぼなかった私はとても不安を感じていた。
「定時制・通信制に通っているということはなんらかの事情を抱えている子が多いのではないか。人並みに悩みつつも、ぬくぬくと愛されて育ってきた私にその子達の抱える辛さ、しんどさが理解できるだろうか」
「しんどさ」の大小を比較することに意味はないと思いつつもこんな私に何ができるだろうと考えていた。
でもその不安は現場に入ってすぐに消えた。
確かに過去に辛いこと、しんどいことを抱えていた生徒はいる。でもそれらは今のその生徒を形づくる材料の一つに過ぎなかった。
不登校経験がある、精神的に不安定だった、いろいろあると思う。でもそれらの生きづらさに寄り添いながらも今のあなたを見ている、ということを伝えることが大事なのだと気がついた。
今は自分だからこそできる関わり方を模索している。
私たちが大事にしている価値基準がある
それがこの3つ。
(DxPの公式HPより)
●「ひとまとまり」でなく「一人ひとり」と向き合う
●否定せずに、関わる
●様々な年齢やバックグラウンドの人から学ぶ
私はこの3つの言葉が本当に好きだ。
DxP以外の時間でも気がつけばこのことについて考えている。
「否定せずに関わるってどんなことだろう」
「一人一人と関わるってどうしたらいいんだろう」
そんなことを考えながら今日もまた、1人でも多くの生徒が笑ってくれたらいいなと思い、現場に行く。
まだまだ入って2ヶ月のペーペーが偉そうに何を、と言われるかもしれない(DxPの人たちは絶対言わないけど)。でも本当にDxPで活動している日々がとても、充実しているし本当に関わって良かったと思っている。
最近自分と一緒に生きれてる感じがする。心が安定してる。
— あゆみ(さんちゃん) (@miyabbb) November 2, 2018
DxPと出会えて良かった。
1人でも多くの生きづらさを抱える生徒にDxPの存在を届けたい。
そのためにも。
今DxPはクラウドファンディングをしている。事務所を増設してもっと多くの高校生が繋がる場として事務所を利用しやすくするために、すべの若者が自分の未来に希望を持てる社会をつくるために。
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絶対に達成したい。
DxPの魅力が少しでもあなたに届きますように。