さんまのさんぽ。

一歩進んでは立ち止まる、22歳大学生の雑記ブログ。

落合陽一に学ぶ、日本再興のススメ。

 

みなさん、落合陽一さんってご存知ですか?

 

http://www.asahi.com/ad/start/articles/00118/より)

 

twitter.com

知ってる人も多いと思います。

 

先日もニュースZEROに下駄で出演してちょっと炎上しかけていました。笑

breaking-news.jp   

 

 

メディアには科学者やコメンテーターなど様々な形で出演されていますが「何者なの?」と思う人もいるのではないでしょうか。

 

実際様々なことをされています。

・メディアアーティスト

・国立大学(筑波大)の准教授

ベンチャー企業の経営者

・一児の父

などなど。

 

一言で表すにはとても難しい(表現しきれない)人なのですが個人的には、落合さんは

 

これからの日本をつくる人

 

だと思います。

 

 

 

落合さんの著書『日本再興戦略』を読みました。

 

多分ジャンルは実用書に分類されると思われるこの本、

読んだ感想を一言で言うと

 

感動しました。

 

 

実用書で感動ってどういうこと?と思った方はこの記事を読んで、本書を読めば、きっと言ってる意味が理解できるはず!笑

 

では本書の紹介いってみましょう〜。

 

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まず本の概要。

 

【本書概要】
AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。
今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。
テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描く。


「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートです。
必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。
本書がポジションを取って未来を作る皆さんの一助となることを祈っています。
(著者より) 

 

目次はこんな感じ。

 

第1章 欧米とは何か
第2章 日本とは何か
第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか
第4章 日本再興のグランドデザイン
第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
第6章 教育
第7章 会社・仕事・コミュニティ

 

ここまで見てもらえばわかる通り、内容はとてもカタいです。

これから、今、そしてこの先の日本を考えるものとなっています。

 

私も実用書そんなに読む方ではないんですけど、読んでびっくりしました。素直にすごく面白いんです(funじゃなくてinterestingの方)

 

 

革新的な落合論

なんと言ってもこれですよね。

落合さんが繰り広げられている日本再興戦略がもうなんともすごいんです。

 

日本の人口減少は世間一般的には「問題」として取り上げられ、ネガティブなイメージばかりが付きまといますが、これを落合さんは人類史上稀有な大チャンスと言います。

 

なんで大チャンスなの、ってとこは本を読んでください!!笑(本の主題となる部分はブログなどに書いてはいけないらしい)とりあえず落合さんのことを「科学者」と思ってる人、日本の未来は終わったと諦めている人はこれを読んでびっくりしてください。

 

あらゆる視点から今までの日本をアップデートするために必要なこと、考え方を生み出してるだけでなくご自身が1番それを実行されてるんですよね。

 

今この瞬間も自身の生活で目指すビジョンを体現されている落合さんの実行力にしびれます。

 

(わーうまくまとめられない。笑)

 

内容の濃さ

 

アマゾンのレビューでは「ウィークリー落合」とほぼ内容が同じなのでつまらない、という声もありました。確かに動画で言っていることをまとめたものが本書の内容になるのかなとは思いますがそれにしても内容がとても充実しています。

 

ごちゃごちゃするのでここには書きませんが7つの章に対してその中にある項目は68もあります。約250ページにこれだけ様々な主張がごちゃごちゃすることなくなされていると考えると落合さんの日本語力に驚かされます。

 

逆に、動画を見てから本を読むほうがいいかもとは思います。

 

個人的オススメ動画はこちら!

Weekly Ochiai 『就活再興戦略』 | ホウドウキョク

Weekly Ochiai『新年に考える「日本再興戦略」』 | ホウドウキョク

Weekly Ochiai『学びをアップデートせよ~大学編~』 | ホウドウキョク

 

 

動画だけでもめちゃめちゃに面白いですが、さらに文章を読むと二重で確実に理解できるのですっごくいいと思います。

 

充実した注釈

 

私の以前のイメージでは注釈って本の巻末に少しある程度、数で言うと10個前後のイメージでした。

でも本書は1冊で、計265個の注釈が出てきます!

 

多っ!て思いますよね?

 

あと注釈って言うと「日常であまり使わない、意味を一般的には知られていない語」につけられるイメージじゃないですか?

本書でも「創造性社会」「コンピューテーショナル」「行動のプロトコル」「テクノフォビア」などに注釈がついています。

 

それに加えて本書ではスマホ」「アジア」「個人」「人間」など日常でも頻繁に使用するような語にも注がつけられています。

 

これらの語には「ここでは〜という文脈で使用しています 」というような注釈がつけられていて、読者が言葉の意味を的確に読み取り、文脈を掴むことを助けてくれます。

 

あと、本文で落合さんも言っているように、注釈だけで終わらさず文章中できちんと解説もまじえてくれているので一般人にも分かるように話が展開されています。

(おそらく私含めた多くの人は、注釈なし&本文での十分な解説もなしだと落合さんの論を理解するのは難しいと思います)

 

注釈を読むだけでもめちゃくちゃ勉強になるレベル。

 

 

めっちゃ優しい。

 

もうここからは本のことより落合さんの話になりますね。笑

 

個人的に落合さんをすごく尊敬するのは研究を社会に還元する姿勢が素晴らしいからです。

 

例えば落合さんは「デジタルネイチャー」を提唱し人と機械が融合していく技術をつくっていますが、十数年後の未来では健常者と障碍者のような考え方がなくなるとされています。

 

人間の肉体としての差は、コンピューター、機械と融合することによって大きな問題ではなくなるのです。今我々は、近視で目が多少悪くても、それを障害とは考えません。メガネというテクノロジーによって、メガネをかければ、目が悪くても問題がなくなったからです。それと同じように、手が動かなくなれば、義手や外骨格をつければいいだけの話になる。今、障害と言われているものは、単なるダイバーシティのひとつになる。障碍者も、介助者が必要な高齢の方も、「体のダイバーシティが高い人」という位置づけになるのです。それこそ僕は一番いい社会だと思っています。

 

『日本再興戦略』より。

 

こういった考えからか落合さんは「耳で聴かない音楽会」というものも主催されました。

www.youtube.com

soar-world.com

 

最新機器の力によって耳が聴こえない方達が音楽会を楽しむ姿は何とも言えないですね。。テクノロジーをたくさんの人の喜びに繋げる姿、尊敬します。

 

 

また、落合さんは息子さんの写真をよくTwitterに載せています。

 

 

 

もうはちゃめちゃにかわいいいいい

毎回すぐいいね押してます。笑

 

息子さんは生まれつき口唇口蓋裂を抱えていて、何度も手術を重ねているらしく、そういった息子さんの姿をTwitterに載せていることについて先日このように言っていました。

 

 

このような姿勢が世間でも話題になっています。

togetter.com

 

結局落合さんのことを支持したくなるのは、落合さんがただ論を展開して自分のために実行しているのではなく、その根底に優しさを持っていることを様々なところで感じるからだと思います。

 

個人的にはNEWS ZEROの放送後SNSで生配信しているウドウ反省会で視聴者の意見を気にする落合さんが有働さんに「大丈夫、大丈夫。(有働さん)毎日頑張ってますから。謝る必要なんてないんですよ。他人に認められて生きてるわけじゃないですからね」ってさらっと言ったところとか、お世辞言う人じゃないだろうし本心なんだろうな、、ほんといい人、、、って思いました。笑

 

 

まとめ

思ってたよりぜんっぜんうまく魅力まとめられなかったです。。

やっぱり本の魅力を伝えるには本文から溢れる熱量を感じてもらうしかないんで、とにかく読んでください!私の知り合いで読みたいって人は貸すんで声かけてください!笑

 

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最後に本書より落合さんからのメッセージ

ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ。

 

…略…

 

日本人の多くがビジョンを共有し、トライアンドエラーマインドセットに切り替えられたとき、日本は間違いなく再興し、そこには限りなく明るい未来が待っていると信じています。

 

 

この人と同じ時代に生きれてよかったなぁと思います。

 

自分もがんばろ。