さんまのさんぽ。

一歩進んでは立ち止まる、22歳大学生の雑記ブログ。

めぐりめぐる。

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この3日間地元に帰っていた。

呆れるほどの緑に安心している自分がいた。

ゆうて最後に帰ったのは盆なので2ヶ月しか経ってないけどいつ帰っても安心する。

 

京都より少し肌寒く、澄んだ空気。

ここで育ったのだということを実感する。

 

 

私の地元はかなりの田舎だ。

少し歩けば知り合いに会い、顔を見ればどこの誰かがわかる。

野菜が実れば近所へ配り、お返しに魚が返ってくる。

家から最寄りのコンビニまでは1㎞離れている

日が暮れると街灯が全然ないためあたりは真っ暗になる。 

 

 

子どもの数が減少した結果小学校は廃校になり、母校は地区の郷土資料館になった。

地区に4頭いた獅子舞は若者の減少により今年2頭に減った。

2時間に1本通るバスだけがおじいちゃんおばあちゃんの交通手段。

少子高齢化の代表のような村。

 

問題をあげればきりがないけど、その分人の繋がりは強いこの場所で私は育った。

 

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あなたを見ていると、愛されて育ってきたことが分かる。

 

こう言われたことがある。

外見や性格を褒められた訳ではないのに無性に嬉しかった。

 

 

自分で言うのもなんだけれど、のびのびと育ってきた。

学生時代を思い返しても、学校からは友達と合唱曲を歌いながら帰って、近所の人におかえりと言われ、家に帰るとおばあちゃんが温かいご飯を作って待ってくれていた。

 

友だちに恵まれ、地域の人と繋がり、家族に愛された。

いろんなつながりの中でぬくぬくと育ってきた。

ただただ、運が良かった。

 

 

無条件に認めてもらい、愛してもらったこと。

 

この経験がどれだけ大切なことか、教育に関わる中で少しずつわかってきた。

私は恵まれすぎているほどに恵まれていたことを知った。

 

 

きっと全部巡り巡っている。

周りから否定されると自分はダメな人間だと思い込み、自分でも自分を否定し、そんな自分と繋がる周りを否定し、社会全体を否定するようになる。

そうして否定的な人が出来上がる。

 

肯定されて育つと自分を肯定できるようになり、自信がつき、そんな自分と繋がる周りの人が好きになり、好きな人たちが生きる社会を肯定するようになる。

 

そんなふうに思う。

 

だからまず自分が否定しない。

何に対しても否定から入らない。

自分がもらった愛をいろんな形でいろんな人に送ろうと思う。

 

 

「恩送り」という言葉がある。

誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ることを表す。

 

大切な人たちが笑っている世の中がいい。

そう思う。

現実を見ろと言われるかもしれないけど現実を見た上でそう思う。

 

みんながハッピーな世の中ってどうやったらつくれるんだろうなぁ。

 

 

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 たい焼きは今も昔も頭から食べる派です。